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がんゲノム研究会 会長挨拶

2018年に国内で“がんゲノム医療”が始まりました。
 

 がんゲノム医療で行われるがん遺伝子検査は,がん細胞のがん関連遺伝子を調べ,どの遺伝子に,どのような異常が起きているのかを解明します。

 検査工程は,検体準備(検体摘出~病理標本作製),核酸(DNAやRNA)の抽出,ライブラリーの構築,次世代シーケンサー(Next Generation Sequencing:NGS)によるシーケンス,バイオインフィマティクス解析となります。解析の結果は、核酸の品質(摘出した検体の品質)に大きな影響を受けることが分かっており、検体の取扱いが検査の重要となります。また、検査には特殊な検査技術や専門の知識、高度な精度管理能力を必要とするため、国内でもがん遺伝子検査に携わる技術者は多くありません。
 “がん遺伝子検査の精度向上”と“がんゲノム医療に携わる人材育成”を目的に、がんゲノム医療の現場で実際に検査・研究や、遺伝子検査の精度管理に携わっている臨床検査技師の有志で本研究会を立ち上げました。
 日本中のすべての人が同じ精度かつ信頼性の高いがん遺伝子検査を受けることが出来るよう、がん遺伝子検査の技術や精度に関わる研究や問題解決、ならびに臨床現場の技術者を育成する活動を行って参ります

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    がんゲノム研究会 会長 柳田絵美衣

がんゲノム研究会 顧問挨拶

 本研究会は、クリニカルバイオバンク学会クリニカルシーケンス技術部会が公認する任意団体で、がんゲノム医療におけるクリニカルシーケンス技術の均てん化と人材育成を目指して活動しています。当学会が目指す「臨床現場で最先端の遺伝子解析機器を用いた遺伝子解析を行い、診断・治療に必要なデータを抽出するクリニカルシーケンスの確立」に向けて、この研究会に集う秀逸なメンバーが必ず大きな貢献を果たしてくれるものと期待しています

 

クリニカルバイオバンク学会 代表理事 西原広史

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